フィレンツェ観光案内
ルネッサンス発祥の地、芸術の都として名高いフィレンツェは、町の中心となる歴史地区全体がユネスコの世界遺産に登録されています。町中を飾る歴史的建造物や趣のある石畳が美しい街並みの美しさから「天井のない美術館」と呼ばれ、世界中から訪れる観光客たちを魅了しています。大都市と比べて治安も落ち着いていて、徒歩だけで観光やショッピングを楽しめる街のサイズ感もフィレンツェの人気の所以のひとつです。
― 見どころ ―
ドゥオモ広場
ドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会)、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼からなるドゥオモ広場はフィレンツェ観光では欠かせない必見スポット。
その中でも、華やかな大理石装飾が美しいドゥオモと、その後方に付属するブルネレスキのクーポラは町の象徴ともいえるモニュメントです。
クーポラ内部の約460段の狭い階段を上りきった頂上からはフィレンツェの町を一望する絶景を楽しめます(要事前入場予約)。
花の聖母マリアに捧げられたフィレンツェのドゥオモは、キリスト教の大切な教えを象徴した白、緑、ピンクの三色の美しい石で外側が華やかに飾られています。ヨーロッパで三番目に大きな表面積と言われる内部は、その壮大さに驚くとともに、クーポラの内側に描かれた巨大な『最後の審判』の絵に目を見張ります。
ブルネレスキが建築したクーポラは、現代の建築技術では不可能な、未だに謎が残る作品。芸術家たちが凌ぎを削ったルネッサンス時代の象徴、またフィレンツェの町の象徴ともいえるモニュメントです。463段の狭い階段を上りきったクーポラの頂上からは、フィレンツェの町を一望する絶景を楽しめます。
その中でも、華やかな大理石装飾が美しいドゥオモと、その後方に付属するブルネレスキのクーポラは町の象徴ともいえるモニュメントです。
クーポラ内部の約460段の狭い階段を上りきった頂上からはフィレンツェの町を一望する絶景を楽しめます(要事前入場予約)。
花の聖母マリアに捧げられたフィレンツェのドゥオモは、キリスト教の大切な教えを象徴した白、緑、ピンクの三色の美しい石で外側が華やかに飾られています。ヨーロッパで三番目に大きな表面積と言われる内部は、その壮大さに驚くとともに、クーポラの内側に描かれた巨大な『最後の審判』の絵に目を見張ります。
ブルネレスキが建築したクーポラは、現代の建築技術では不可能な、未だに謎が残る作品。芸術家たちが凌ぎを削ったルネッサンス時代の象徴、またフィレンツェの町の象徴ともいえるモニュメントです。463段の狭い階段を上りきったクーポラの頂上からは、フィレンツェの町を一望する絶景を楽しめます。
ウフィツィ美術館
世界屈指のウフィッツィ美術館は、一度は訪れたい場所です。『ヴィ―ナス誕生』や『春』をはじめ、ボッティチェッリの作品がこれだけ集められた美術館は他にはないでしょう。ルネッサンス三大巨匠ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエッロの作品も見逃せません。フィレンツェ絵画だけでなくシエナ絵画、ティツィアーノをはじめとするヴェネツィア絵画、ドイツ絵画、レンブラントやルーベンスをはじめとするフランドル絵画など幅広いコレクションには、美術史の本に必ず出てくる名画が一杯。その本物を間近かで楽しめるのは、ウフィッツィ美術館ならではの醍醐味です。古代彫刻とメディチ家の人々の肖像画が並ぶ廊下の窓の一つからは、美しいヴェッキオ橋とヴァザーリの回廊を見ることができます。3階のテラスカフェで、ヴェッキオ宮殿を眺めながら一服するのもよいでしょう。
1年を通してたくさんの見学者が訪れる人気の美術館ですので、事前予約がおすすめです。
1年を通してたくさんの見学者が訪れる人気の美術館ですので、事前予約がおすすめです。
ヴェッキオ橋
アルノ川にかかるヴェッキオ橋は、「ヴェッキオ=古い」という名前の通りフィレンツェの町で最も長い歴史を持つ橋で、第二次世界大戦のドイツ軍からの爆破を免れた唯一の橋です。
もとの橋が1333年のアルノ川の氾濫で流された後、1345年に再建された現在の橋の両側には、はじめは肉屋が並んでいました。16世紀半ばにメディチ家のフランチェスコが神聖ローマ皇帝の娘と結婚する際、ヴェッキオ宮殿とピッティ宮殿を結ぶヴァザーリの回廊が建築されて、その後臭い肉屋の代わりに宝飾店や金銀細工のお店が軒を連ねるようになり、現在も華やかな賑わいを見せています。金細工もフィレンツェの代表的な伝統的工芸の一つ。フィレンツェならではの透かし彫りや彫金の見事な作品がきらびやかに宝飾店のウィンドーを飾ります。橋の真ん中にある、金細工師でもあった有名な彫刻家チェッリーニの銅像は、彼の生誕400年を記念して1901年に置かれたもの。橋の上の金細工師達の自分たちの仕事への誇りを物語っています。
もとの橋が1333年のアルノ川の氾濫で流された後、1345年に再建された現在の橋の両側には、はじめは肉屋が並んでいました。16世紀半ばにメディチ家のフランチェスコが神聖ローマ皇帝の娘と結婚する際、ヴェッキオ宮殿とピッティ宮殿を結ぶヴァザーリの回廊が建築されて、その後臭い肉屋の代わりに宝飾店や金銀細工のお店が軒を連ねるようになり、現在も華やかな賑わいを見せています。金細工もフィレンツェの代表的な伝統的工芸の一つ。フィレンツェならではの透かし彫りや彫金の見事な作品がきらびやかに宝飾店のウィンドーを飾ります。橋の真ん中にある、金細工師でもあった有名な彫刻家チェッリーニの銅像は、彼の生誕400年を記念して1901年に置かれたもの。橋の上の金細工師達の自分たちの仕事への誇りを物語っています。
中央市場
フィレンツェを州都とするトスカーナは食の宝庫としても有名です。『フィレンツェの台所』と呼ばれる活気に満ちた中央市場は、早朝から地元の人や観光客で賑わいます。1階に所狭しと並んだ様々な店舗には、巨大な肉の塊からチーズ、一塊の生ハム、彩り鮮やかな季節の野菜や果物、パンやお菓子、乾燥ポルチーニ茸までイタリアならではの食材が並び、視覚と嗅覚を楽しませてくれます。お店によってはチーズやサラミの試食もできて、ちょっとしたイタリアらしいお土産も発見できます。イタリアの食の流行を先取りしたお洒落な2階のフードコートでは、 フィレンツェをはじめイタリア内外の様々な地域のローカルフードを楽しむことができます 。
アカデミア美術館
アカデミア美術館はもともと、美術学校(アカデミア)が教材として集めた15世紀から16世紀のフィレンツェ絵画コレクションが始まりです。1873年にヴェッキオ宮殿前に置かれていた『ダヴィデ像』が入館し、その後、教皇ユリウス2世の墓碑に使われる予定だった4体の『奴隷像』とフィレンツェ大聖堂のために作られた『聖マタイ像』が入って、ミケランジェロの傑作を集めたイタリア屈指の美術館の一つになりました。当時『巨人』と呼ばれた、高さ4メートルを超える大作『ダヴィデ像』は特別に作られたトリビューンに立ち、その迫力を360度の角度から満喫できます。19世紀初頭ヨーロッパの王侯貴族に人気があった彫刻家ロレンツォ・バルトリーニの石膏原型のコレクションもあります。アカデミア美術館は、実は絵画も豊富で、ビザンチン絵画や14世紀から16世紀のトスカーナ絵画、ロシアのイコン(聖画)の数々も展示されています。音楽好きには、メディチ家のためにストラディヴァリが製作した楽器やピアノの原型などが置かれた楽器展示コーナーも興味深いものでしょう。
イノシシの噴水
ウフィッツィ美術館内にある古代ローマ時代の大理石の彫像を、17世紀ピエトロ・タッカがブロンズで摸刻したこのイノシシ像は、地元では親しみを込めて「ポルチェッリーノ(子豚)」と呼ばれ、昔は新市場の泉として使われていました。オリジナルのブロンズ像はバルディーニ博物館に移されて、現在あるイノシシ像は20世紀末のレプリカです。アンデルセンの童話にも登場するイノシシ像は、その鼻を撫でると幸運が訪れ、イノシシの舌からのコイン落としに成功すると、願い事が叶うといわれるラッキースポット。多くの観光客が願い事を叶えるために、このイノシシ像に会いに来ます。
シニョリーア広場
シニョリーア広場は、中世から現在に至るまでフィレンツェの政治の中心です。フィレンツェ共和国の政庁舎、その後一時トスカーナ大公メディチ家のコジモ1世の住居となったヴェッキオ宮殿は、現在はフィレンツェ市庁舎と博物館になっています。コジモ1世の栄光を讃える壮麗な五百人広間、コジモ1世の居室、妃エレオノーラの居室などが続く博物館には、素晴らしい壁画や調度品など見どころが一杯。映画『インフェルノ』にも登場したダンテのデスマスクもあります。ヴェッキオ宮殿の前や広場の脇のランツィの開廊には、ミケランジェロのダヴィデ像の摸刻など一緒に、コジモ1世の騎馬像、ネプチューンの噴水、ペルセウス像などコジモ1世の絶対君主制を象徴するマニエリスム時代の彫像の傑作(本物)が並んでいます。天井のない美術館フィレンツェと言われる所以でしょう。また広場の一角には、メディチ家追放後に神権政治を行った修道士サヴォナローラが、異端として処刑された場所を記す記念碑もあります。フィレンツェ政治の歴史を語るシニョリーア広場も、フィレンツェ観光必見の場所です。
マーブル紙
デモンストレーション
中東からヨーロッパに伝えられた紙の色付けの技術は、17世紀から製本や本の修復をする工房で使われていきます。本は『知識の伝達手段』として考えられていたので、製本作業は貴重な作業でした。ヴェネツィアとともに、イタリアでの製本の中心地だったフィレンツェで受け継がれた伝統的な技が、このマーブル紙の制作です。マーブル紙と言っても、大理石模様から孔雀の羽模様まで模様は多種多彩で、作るアイテムによって模様を選んでいくそうです。まるで魔術のような、熟練した職人ならではの紙の色付けの実演をご覧になりませんか?美しいマーブル紙を使った文房具や雑貨は、フィレンツェのお土産にも最適です。
\ おすすめフィレンツェツアー /
― おすすめレストラン3選 ―
美味しい食事もフィレンツェ観光には欠かせない楽しみのひとつです。
トスカーナ産の生ハムやサラミ、そして羊のミルクのチーズ(ペコリーノチーズ)に、フィレンツェ名物のフィレンツェ風Tボーンステーキ(ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ)をはじめとする数々の名物食材、料理を堪能できる人気店をご紹介。
トスカーナ産の生ハムやサラミ、そして羊のミルクのチーズ(ペコリーノチーズ)に、フィレンツェ名物のフィレンツェ風Tボーンステーキ(ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ)をはじめとする数々の名物食材、料理を堪能できる人気店をご紹介。
YELLOW BARイエローバー
- 住所
- Via del Proconsolo, 39r
- TEL
- (+39)055-211766
- 平均予算
- 20~30ユーロ
- 営業時間
- ランチ 12:00~15:30
ディナー 18:30~23:30 - 定休日
- 月曜
見どころが集中する便利な立地にあるカジュアルレストラン。メニューの幅も広く、パスタ、ピッツァが10ユーロ前後というリーズナブルな価格帯も嬉しい。
フィレンツェを舞台にした映画「冷静と情熱の間」の撮影中、あの主演俳優さんがよく訪れていたとか。
TRATTORIA 13 GOBBIトラットリア トレディチ ゴッビ
- 住所
- Via del Porcellana, 9R
- TEL
- (+39)055-284015
- 平均予算
- 30~50ユーロ
- 営業時間
- ランチ 12:30~15:00
ディナー 19:30~23:00 - 定休日
- なし
多くのホテルが並ぶサンタ・マリア・ノヴェッラ広場エリアから程近く、トスカーナの田舎風のインテリアや食器がお洒落で可愛い人気トラットリアです。
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(フィレンツェ風Tボーンステーキ)をはじめとする郷土料理のほか、甘くてフルーティーなトマトソースとトロトロのモッツァレラリーズがたっぷりかかったソレント風リガトーニもおすすめです。
BUCA LAPIブーカ ラーピ
- 住所
- Via del Trebbio, 1r
- TEL
- (+39)055-213768
- 平均予算
- 50~70ユーロ
- 営業時間
- ランチ なし
ディナー 18:30~22:30 - 日曜
- なし
1800年代創業のフィレンツェ最古のレストランのひとつです。歴史を感じる店内から見える活気あるオープンキッチンから提供されるのは、オッソブーコ(仔牛すね肉の煮込み)やイノシシのミートソースパスタなどの伝統的なトスカーナ料理の数々。その中でもトスカーナ産キアナ牛を炭火焼きにしたビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(フィレンツェ風Tボーンステーキ)が一番の人気メニューです。
― おすすめレストラン番外編 ―
日本食が恋しくなってきたらこちらのお店もおすすめです。
ENえん
- 住所
- Piazza Lorenzo Ghiberti, 26r
- TEL
- (+39) 392-363 8449
- 平均予算
- 15~30ユーロ
- 営業時間
- ランチ 12:30~15:00
ディナー 19:30~23:00 - 日曜
- なし
地元の若者や学生に人気のサンタンブロージョ地区にある小さな居酒屋風日本料理店です。おにぎり、唐揚げ、南蛮漬け、牛丼といった庶民的なメニューを揃えています。
近所の主婦で賑わうサンタンブロージョ市場とアンティーク市のすぐ目の前にあり、味にも価格にもうるさいフィレンツェ人にも人気のお店です。
\ レストラン予約をご希望のお客様へ /
レストラン予約は、1件に付き 2,200円となります。
から下記内容をご連絡願います。
- ご希望のレストラン名:
- ご希望の日程:
- ご希望のお時間: 例)19時30分 *イタリアは19時以降オープンするお店が多いです。
- 代表者氏名:
- ご人数: