ローマ観光案内
3000年の歴史を誇り、文明の発達の基礎を作ったローマ帝国の偉大さに歴史の深さを感じ、中世の素晴らしい芸術家が豊かさの象徴と言われる噴水を至る所に作り街を彩り、カトリック総本山サンピエトロ大聖堂が世界中の方々を宗教と芸術の混入する世界へと導いてくれるローマは、一日にして成らずの言葉の意味を痛感して頂けることでしょう!
多くの映画の舞台にもなったローマ、皆さんもその主人公の一人になって見ませんか?
― 見どころ ―
バチカン美術館
ミケランジェロが4年間で作り上げた天使創造の天井画は神の領域に入るような感動を与えてくれる空間です。
また37歳で亡くなったラファエロの署名の間には世界中の美術の本に載っているアテネの学堂があり、ルネッサンスの素晴らしいフレスコ画を目の当たりにして、中世の天才の感性を感じさせてくれる正にカトリックの歴史が作り上げた芸術を堪能させてくれる美術館です。
ピークの時期は3万人は入ると言われているので、予約をしてゆっくり見学する事をお勧めします。
バチカン博物館のピオクレメンテイーノ美術館の古代彫刻のコレクションの中に有名な「ベルベデーレのトルソ」。トルソは、美術用語で手と足が切れている胴体だけの像を意味します。「ベルベデーレのトルソ」は紀元前1世紀の作品でその素晴らしい肉体美はヘラクレスと長年、言われてきました。
その像を崇めたユリウス2世教皇は当時バチカンの「「システィーナ礼拝堂」の作製に掛かるミケランジェロに「ベルベデーレのトルソ」に手足をつけるように修復の命令を下します。しかし、ミケランジェロは「この像はこの姿で完璧な状態である」と教皇の命令を断ったという逸話を残します。ミケランジェロが初めて手掛けた絵画となる「システィーナ礼拝堂」の天井画は、このトルソの像をモデルにして、天井画の肉体美を描いたと言われています。
<バチカン博物館が舞台となった映画>
「天使と悪魔(2009/アメリカ)」
サン・ピエトロ大聖堂
ミケランジェロが24歳で完成したピエタ像を始めとして、ベルニーニの最後の作品やカノーバの作品もあり、直径42メートル高さが135メートルあるクーポラは、ミケランジェロが70歳を超える高齢で依頼を受け、カトリック総本山の威厳を見事に表し、有料エレベーターでクーポラの切替の場所まで行った後は、320段の螺旋階段を登るとローマの一番高い位置から素晴らしい展望を望むことも出来ます。
バチカンは天使と悪魔の映画の舞台になりました。
カトリックの総本山のサン・ピエトロ大聖堂の正面右側の時計は大変珍しい時計で針が時針しかない時計です。これはイタリア式24時間時計と言われていますが、日没から計り始めて24時間で終了という太陽時で測るもので、ルネッサンス後期からバロックに掛けてこの時計が教会の前に掲げられることがありました。
正面左側の時計は従来の時針分針のある2本針の時計なので、右の時計が間違っていると思う方が多いのですが、きちんと意味があって作られているのです。
サン・ピエトロ大聖堂の地下には初代教皇のサン・ピエトロのお墓がある地下墓地があります。この地下墓地は完全予約制でなかなか予約が取れないので興味がある方はお早めに予約なさることをオススメします。
<サン・ピエトロ大聖堂が舞台となった映画>
「天使と悪魔(2009/アメリカ)」「007 スペクター(2015/イギリス、アメリカ)」
コロッセオ
世界遺産の見学場所で入場者が1、2位を誇るコロッセオは予約も中々取れないくらい人気の高い観光名所です。また、コロッセオの地域全体がローマ帝政時代の遺跡の宝庫でローマ帝政時代の中心広場のフォロ・ロマーノを始め、歴代皇帝の住居があるパラテイーノの丘なども見学することが出来ます。
映画グラデイエイターの舞台にもなりました。
世界で一番大きな古代円形競技場と言われているコロッセオですが、いろいろな映画の舞台にもなりました。そんな中でも2008年に公開された「ジャンパー(Jumper)」という映画では、コロッセオの地下と3層目のシーンを撮ることになり、そのため、1カ月間映画の撮影用に地下と3層目の修復を行い高額の撮影費用を払ったことで有名になりました。
その撮影に備えることが結果的に地下の大掛かりな工事を促進することになり、そのおかげで現在はコロッセオの地下と3層目の高台からも見学することが可能になっています。コロッセオは、現在、完全予約制です。当日予約をしないで行っても入れませんので、ご入場をご希望の場合は、事前予約が必須です。
<コロッセオがロケ地となった映画>
「ジャンパー(2008/アメリカ)」「グラディエーター(2000/アメリカ)」
トレビの泉
泉にコインを投げれば再びローマに戻って来れるという謂れがあり、観光客の方が必ず足を運んでコインを投げていきます。
イタリアのフェンデイが修復費用を援助してくれて泉は美しく蘇り、夜景もとても綺麗で、一年中常に多くの方が泉を愛でる姿はまさにローマを代表するトレビの泉です。トレビに泉の近くに出来たリナッシェンテデパートの地下からローマ時代のトレビの泉の元になった水道橋が発見され、今はそこも見学ポイントの一つになっています。
映画「ローマの休日」でロングヘアーのアン王女が美容院で髪をショートヘアにする有名なシーンがありますが、その美容院はトレビの泉の横にあります。撮影当時は、実在した美容院を使って撮影しました。現在、残念ながら美容院ではなく、ブテイックになっていますが、建物自体は残っています。
トレビの泉は多くの方がコインを投げていくことでも有名ですが、毎週月曜日の午前中は泉のお水を抜いてコインを回収しますので残念ながらコインを投げることが出来ないので、見学に行く時は気をつけてください。
スペイン階段でジェラートを食べると割高ですが、トレビの近くは美味しいジェラートのお店がいっぱいあり、お値段もリーズナブルなのでお勧めです。
<トレビの泉がロケ地となった映画>
「ローマの休日(1953/アメリカ)」「甘い生活(1960/イタリア)」
パンテオン
608年から神殿から教会に変わり、現在でもミサの間は見学が不可能になりますが、教会はお墓も兼ねることになりローマはイタリアの首都であり、その中でも特に重要な神殿が教会になった事から、1861年にイタリアを統一したビットリオエマヌエレ2世のお墓やラファエロのお墓も入っています。
かつてミケランジェロがパンテオンに足を運び、神が作った建築物と驚嘆した円屋根建築は9メートルの吹き抜けの穴が開いていて、そこから入る太陽光線は日時計を兼ねていたと言われています。
9メートルの穴から太陽光線が差し込む空間に、神の手に繋がるような不思議は感動を与えてくれます。
パンテオンの建築は円屋根建築で天井には9メートルの吹き抜けの穴が空いています。吹き抜けの穴にはガラスの保護もないため雨が入ってくると思われますが、実はローマ時代は雨水が全く入らなかったと言われています。
というのも当時はパンテオンの前には建物が何もない広い平野だったので、天井が開いているおかげでローマには3つしか残っていないというローマ時代のブロンズの扉を開けることにより前方から入った風が天井に吹き抜けるため、雨水は入らなかったのです。
残念ながら現在は建物に囲まれていて風が天井に吹き抜ける力は無くなり、雨水が入ってきますが、水浸しにならないのは床の大理石に数カ所の穴が開いていて地下に落ちるようになっているからです。全てにおいて完璧な建築物と言われるパンテオンの素晴らしさが良くわかります。パンテオンは現在、ご入場にあたり事前予約が必要となっています。
また、パンテオンの近くには有名な老舗カフェ「TAZZA D’ORO(タッツァ・ドーロ)」がございます。このお店のGranita di caffè con panna(コーヒー・シャーベットの生クリーム添え)はとっても美味しいですのでオススメです。
<パンテオンが舞台となった映画>
「天使と悪魔(2009/アメリカ)」「「ローマの休日(1953/アメリカ)」
ナボーナ広場
4つの大陸の河を表現した噴水は広場の中心に位置付けられ、多くの方々の目を誘います。また、ベルニーニのライバルのボロミーニが噴水の目の前に大きな教会を作り上げ、二人のライバル意識を表すモチーフが残ったことでも有名になりました。天使と悪魔の映画の舞台としても有名です。
冬はクリスマス市場が出るのでローマっ子も好んで足を運び、パンテオンから徒歩5分の距離なので散策コースとしてお勧めです。
ローマに流れるテベレ川は1900年代まで氾濫の問題があり、川の氾濫の度にローマの街は水浸しになっていました。1870年12月28日には浸水の高さがナボーナ広場の地面から110センチまで上がった跡が残されていて、当時の水害の凄まじさを物語っています。
またナボーナ広場の地下には紀元後1世紀に作られたドミテイウス皇帝の競技場が有り見学することも可能です。こうした遺跡が地下にあるのも長い年月のテベレ川の氾濫で土砂を重ねながら現在の位置まで土壌質があがってきたのを物語る軌跡であり、ローマの歴史の深さを垣間見ることもできます。
<ナボーナ広場がロケ地となった映画>
「天使と悪魔(2009/アメリカ)」「食べて、祈って、恋をして(2010/アメリカ)」
スペイン階段
世界3大宝石商のブルガリの本店があり、スペイン階段の修復もブルガリの協力で見学しやすくなりました。現在は、外観を損ねないように階段に座ることは出来なくなりましたが、階段の上にある教会からはローマの街が見晴らせて、夕陽が沈む時間は街中のローマ独特の丸屋根建築の教会がオレンジ色に輝いて、遠くに臨むバチカンのサン・ピエトロ大聖堂が1日の終わりを見守ってくれるようで、ローマの休日の素晴らしさを感じていただけるはずです。
映画「ローマの休日」で有名になったスペイン階段ですが、現在は残念ながら映画のシーンのようにジェラートを階段で食べることはできなくなってしまいました。
でも映画のシーンに使った家屋は今でも現在です。スペイン階段からポポロ広場に向かうバブイーノ通りに入って最初の角を右に折れてマルグッタ通りに入って行くと有名ブランド店が多くあるスペイン階段周辺から、一気にアンテイックのお店がある静かな通りに入ります。その51Aの番地の入口の門があるところが撮影に使われた場所(新聞記者ジョー・ブラッドレーのアパート)です。
敷地内はそのマンションに住んでいる方々の専用スペースのため、中には入れませんが、映画の主人公アン王女の気持ちになって入口の門の前で記念写真を撮るのも思い出の一つになってオススメです。
<スペイン階段がロケ地となった映画>
「ローマの休日(1953/アメリカ)」「アマルフィ 女神の報酬(2009/日本)」
\ おすすめローマツアー /
― おすすめレストラン3選 ―
ローマの2大パスタ、もう一つはマトリチアーナです。トマトソースに豚の頬肉グアンチャーレと唐辛子とぺコリーノチーズを加えたもので、パスタの種類はブカトーニという穴の空いている太りロングパスタで食べるのが正統派です。観光で疲れた時に、栄養価の高いローマのパスタは身も心も温めてくれます!
ローマは臓物料理も有名ですが、やはり欠かせないのが実は羊料理で、子羊の炭火焼は臭みが全く無くて団体では中々出せないメニューなので、ぜひ味わって頂きたいお料理です(アバッキオ スコッタデイート)。骨付きの子羊肉にレモンをかけて、ローマの3000年の歴史を感じてみては如何ですか?
サルテインボッカという仔牛肉の料理もローマを代表する肉料理です。仔牛肉に生ハムとセージを挟んだ物で友人の接待の時にもローマ人が用意する家庭料理でもあります。
ローマのピザは、お皿の様に薄く焼いているので、パリパリして美味しいですが、最近ローマにナポリピザが増えているので、ローマ滞在中は是非薄焼きのローマピザを楽しんでみて下さい。ツナと玉ねぎの乗っているピザは結構ハマりますよ。(トンノ&チポーラ)
ぜひトライしてみては?
Trattoria Antica Bohemeアンティカ ボエム
- 住所
- Via Napoli, 4, 00184 Roma RM
- TEL
- (+39) 06-4825556
- 平均予算
- 20~30ユーロ
- 営業時間
- ランチ 12:00~15:00
ディナー 18:30~23:00 - 定休日
- 日曜日
オペラ座のすぐ近くに位置するアンテイカボエムは、土地の人間もよく足を運ぶ料金がリーズナブルで美味しいトラットリアです。
場所がオペラ座のすぐ近くなので、オペラの出演者も演奏の後によく足を運ぶので、店内は有名人の写真が一杯です。ここはやはりローマ料理が美味しいレストランで、日本語メニューもあるので、今は日本人観光客が増えてきました。料金の誤魔化しも無く親切に対応してくれるので、リピーターも多いと評判のトラットリアです。
日本では中々食べられない子羊の炭火焼は臭みが全く無くて、ラムの苦手な方が美味しいと感激するのでぜひ試していただきたい逸品です。(abbacchio scottadito アバッキオ スコッタデイート)
ホテルが駅の近くなら徒歩圏で行けるトラットリアです。
La Matriciana dal 1870ラ マトリチアーナ ダル 1870
- 住所
- Via del Viminale, 44, 00184 Roma RM
- TEL
- (+39) 06-4881775
- 平均予算
- 35~50ユーロ
- 営業時間
- ランチ 12:00~15:00
ディナー 19:00~23:00 - 定休日
- 土曜日
オペラ座の目の前に位置するラマトリチアーナは、レストランの名前のごとくローマの代表的なパスタマトリチアーナとカルボナーラが美味しい150年の歴史を持つ老舗です。
接待にもよく使う高級感あるレストランは、国際色豊かなお客様の注文にも対応できる評価の高いレストランで、新鮮な魚や上質の肉類も常に揃っていてお客様の満足度を高めてくれます。何時も予約が一杯になるので早目の予約をお勧めします。
Alfredo alla Scrofaアルフレッド アッラ スクロファ
- 住所
- Via della Scrofa, 104 00186 Roma RM
- TEL
- (+39) 06-68806163
- 平均予算
- 40~60ユーロ
- 営業時間
- ランチ 12:30~15:00
ディナー 18:00~23:00 - 定休日
- なし
ナボーナ広場から徒歩7分程の場所にあるアルフレッドアッラスクロファは、きしめん風パスタフェットチーネアルフレッド風を生み出した世界的に有名なレストランです。
世界中の政治家や王室皇室も足を運び、手つくりの生麺のフェットチーネとバター、パルメジャンチーズだけのパスタが世界的に大ヒットし、アルフレッド風フェットチーネという名前を生み出したのは、その素材の良さだと言われています。
目の前で、ホールサーバーがチーズとフェットチーネを絡めていく姿はまるで手品を見ているようで、イタリアの調理の素晴らしさを味覚と目で楽しませてくれるレストランです。
アルフレッドの店は2件ローマにありますが、アッラ スクロファが最初の本店ですのでお間違いの無いように。。。
Mercato Centrale Romaメルカートチェントラーレ ローマ
- 住所
- Via Giovanni Giolitti, 36, 00185 Roma RM
- TEL
- (+39) 02-86464912
- 平均予算
- 15~25ユーロ
- 営業時間
- 8:00~24:00
- 定休日
- なし
ローマのテルミニ駅に出来たフードコートで、16の店舗が朝の8時から夜中の24時まで対応してくれるので駅の出発がある時でも購入して列車に乗ったり、あるいは遅くローマテルミニ駅に着いた後に軽く食事をしてホテルに移動するのに大変便利です。
ラーメン屋も入ってますし、ナポリピザも目の前で焼いてくれて8ユーロと大変安いので便利です。
― おすすめレストラン番外編 ―
Rokko六甲
- 住所
- Passeggiata di Ripetta, 15, 00186 Roma RM
- TEL
- (+39) 06-3223414
- 平均予算
- ランチ定食 15ユーロ
アラカルト 30~40ユーロ - 営業時間
- ランチ 12:00~14:30
ディナー 19:00~22:30 - 定休日
- 日曜日、祝祭日
ポポロ広場のすぐ近くにあるレストラン六甲は家庭料理も味わえる家族経営のレストランです。お米が大変美味しくて、寿司以外に鍋焼きうどんやどんぶりなども充実しています。
ランチはサラダと寿司や4種類の丼が選べて、お味噌汁、フルーツも付いて15ユーロです。19時から20時までもお得なランチメニューが頼めるのでお得感が高いレストランです。
Hamasei濱清
- 住所
- Via della Mercede, 35/36, 00187 Roma RM
- TEL
- (+39) 06-6792134
- 平均予算
- ランチ定食 15ユーロ
アラカルト 35~50ユーロ - 営業時間
- ランチ 12:00~14:30
ディナー 19:00~22:45 - 定休日
- 月曜日
スペイン広場から比較的近い場所にあるレストラン濱清は、ローマの一番の老舗です。
寿司カウンターが充実していて高級感の高いレストランですが、ランチメニューは4種類から選べて割得です。(寿司、刺身、焼き魚、週代わりメニューから選べます)ランチ定食は、残念ながら日曜日は有りません。
\ レストラン予約をご希望のお客様へ /
レストラン予約は、1件に付き 2,200円となります。
から下記内容をご連絡願います。
- ご希望のレストラン名:
- ご希望の日程:
- ご希望のお時間: 例)19時30分 *イタリアは19時以降オープンするお店が多いです。
- 代表者氏名:
- ご人数: